今週の薔薇 第7輪 夢を体現した薔薇
2011/8/7 日曜日
この洋梨の様な名前の品種、実は薔薇を語る上で欠かせない存在なのです。
1867年にリヨンの育種家 ジャン=バティスト・ギヨ・フィス (Jean-Baptiste guillot fils 1827-1893) により発表された、
最初のハイブリッド・ティーローズです。この品種を境に古いものをオールドローズ、以降の薔薇をモダンローズと呼んでいます。
と、書いてしまうと少し分かりにくいですね。もう少し簡単に書くと、よく花屋さんに切り花で販売している 
こんな薔薇、枝がスーッと真直ぐ上に伸び、先端に大きな花が一輪。こんな品種の第一号というわけです。
一期咲きや返り咲きが多かった薔薇において、四季咲き、切り花にし易い樹形の両立と確保は人々の夢であった事と思います。
日本にも明治時代からあったそうで、 天地開 (てんちかい、てんちひらき) という名前で紹介されていたようです。なんだか一気に重さ漂う名前になってしまいましたね。
いずれにせよ、この薔薇を起点として現代の扉が開き、数多くの品種たちの基礎となっています。ご来園の際、ラ・フランスを見ていただく時の一助になれば幸いです。








